初船釣りでめで鯛を釣る

ねじろう

2008年01月04日 15:44



久しぶりに、内地の船釣り(沖縄では沖釣りという)に出かけた。
船は山口県岩国港の「さくもと」。
広島にいるときに職場の釣り倶楽部を作っていて、2月に1回、16人でチャーターしていた船だ。
今日はお正月でもあり、乗り合いだったので、食い気のH君、朝が苦手のO君とともに満員の船に3人で乗り込んだ。

狙いは、ハゲ、メバル、チダイ。
しかし、あくまでも狙いはハゲだ。
何よりも、ハゲの肝合えが食いたい。

どれくらい食いたいかというと、世界が滅びるとしたら最後の晩餐はこれにしたいというくらいの好物なのだ。
買えばいいじゃんと思ったあなた!
チッチッチッチ
売ってるやつは、もう肝はナマでは食えませんぜ。
釣り人の特権ですな。
しかも沖縄にはいないときている。
今日は釣るしかありませんな。


6時半出港。

1時間ほど走って、まずは漁礁?のポイントへ。
オキアミのカゴを下に付けて、胴付き5本針のハゲ仕掛け、オキアミの付け餌で狙う。

隣の人がいきなり30センチ近いメバルを上げる。
O君もでかいメバルを上げる。
食い気のH君までデカメバルを上げる。

ん??ん??

なんかゴリゴリいう変な感触・・・・・・。
突然竿がテンションを失う。
お祭か?

上げてみると、PEから切れている。
フグだな!

気を取り直して、再投入。
まずはメバル。
相変わらず小気味良い引きだ。

ついで小さな当たりに合わせると、強烈な引き!
頭をガンガン振っている。

竿はこれ。



メバル用なので満月になっている。
でかいハゲかと思ったら・・・・・・・。

こいつぁー春から縁起がいいやぁーーー。



真鯛釣ったどぉーーー!!


ハゲの食いが渋く、音もなく餌をとっていくので、最新の注意を竿先に払う。

ハゲ目線で行くと、こんな感じ。




うまい臭いのするヤツが上から落ちてきたぞ。
落ちてくる時から、チェックはしているわけさ。

着いたと思ったら、ピョーーンと跳ねて、うまい餌がふわふわーっと漂う。
メバルやベラも集まってきたな。

おバカなあいつらは急に食いつくからすぐに釣られてしまうけど、おいらは違うぜ。
前後にホバリングできるから、餌だけうまく食えるわけさ。

フンフンフン。

ん?
餌がゆっくり上がっていくぞ。

急いで食うか。

わわーーーっ、やられたーーー!!



って上がってきたのが、今日一番のサイズ。





40センチのウマズラハゲ。

その後、ポイントを変わってチダイの入れ食いもあり、3人で100匹くらいの大漁であった。



これはチダイ。
ブルーがこの上なく美しいね。

40センチ強の真鯛は80歳になる母親のお祝いに献上し、O君宅で念願のハゲの生チリ、肝合え、思いきり食います大会へ突入した。



ハゲは船上で〆て、はらわただけ抜いておく。
肝は水に1時間さらして血抜きをする。
身は薄造りに。
大根おろしと唐辛子のもみじおろし、きざみネギの薬味。
ポン酢に、薬味をいれ、生の肝を溶かしたところを薄造りで包むようにして、おもむろに口に運ぶ。

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。





クゥーーーーー、旨いのなんのって、アータ!!

メバルの煮付け、チダイの塩焼き、ハゲの水炊き・・・・・・。

瀬戸内全部いただきましたぁーーー!







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