ハッピーと那覇一文字北新へ6時の渡船で出陣。
大物ヒレーカー狙いである。
・・といっても、ヒレーカーなんて小物も釣ったことないんであるが。(笑)
なぜなら、針はずれやハリス切れでばらしてばかりのへたっぴなので。
とにかく、1.75竿を伊江島で魚にぶっ壊されて以来、大物を釣り上げたくてしょうがない。
竿は内地で磯釣りを始めた頃に買った10年前のダイワ カーボウィスカー2号、余り使ってないので綺麗である。
その後、チヌくらいしか磯釣りしなかったのでほとんど使っていない。
インパルトに道糸3号、ハリス2.5号、ぶっ壊されたと同じバランスでやる。
これで釣り上げて、人間と同じ、古い物はいいねぇーと言ってやるつもりだった。
テトラ際にはいつものようにわがままな石鯛釣りのおっさん二人。
その横に距離を取ってハッピーとはいる。
午前中は風,波とも強く、偏光グラスをしていてもサヨリとシジャーしか見えない。
この下に居るはずのデカバンの当たりもなくウキは全く入らない。
風は冷たく、アレルギー持ちのハッピーは鼻水ジュルジュル、ヘークショイ100回
うるさくて魚も警戒しようってもんだ。
正午を過ぎる頃から、冬の沖縄には珍しく青空が見え始める。
風もやみ、1枚ずつ防寒着を脱いでいく。
冬の海の透明度はいい。
おそらく20メートル近い真下の海底がドッカーンと見えてきた。
そこには大小様々な魚が所狭しとうごめ・・・・・・・いてない!
まーーーーーったく、魚が居ない!!
まぁ、良い。
底まで届くように撒き餌にチヌ用の重めのヤツを混ぜて撒いていればそのうちに・・・・・・・・出てこない、じぇんじぇーーーん来ない!!
あきらめてサヨリでも釣ろうかと思ったら、数の上では少ないシジャーの野郎、足が速くて速攻で喰いやがる。
サヨリちゃんが長すぎる下唇(?)が邪魔なのか“どーしよっかなぁ”と見ている間に、スパーっとくわえちまう。
サヨリの唇、同じ長さにするか、シジャーをもっとおいしくするか、どっちかにして欲しい。
うるさいおっさんが石鯛2枚釣ったのも腹立たしい。
しかし、あんないくらでもあるウニで釣れるんだったら、簡単じゃありませんか?
石鯛竿、買おうかな・・・・。
でも、これ以上釣りの種類増やすのもな・・・・・。
なんとなく、天気はいいのに腹立ちモードのち脱力モードで帰りの船に。
今日の新堤は全く魚が浮かず、6人くらいのフカセ師で、スマカツオ1本くらいなはず。
こんな日もあるんですな。
しかし、昔の2号竿は重い。。。。
帰って、5匹のサヨリ、3匹分刺身にすると、これがうまいのなんの。
沖縄で釣った魚、いろいろ刺身で喰ったけど、こいつが1番うまかった。
旨みと甘みがしっかりとある。
アラと2匹分の身で汁を作る。
沖縄では何でもかんでも汁と言えば味噌を入れるようだが、しっかりしたダシが出たので、日本酒と塩、香り付けに醤油を少し垂らして絶品のサヨリの吸い物が出来た。
かといって、サヨリ狙いじゃ行きませんよワタクシ(笑)