ダイバーウォッチ

ねじろう

2008年08月26日 15:48



30年くらい前の話。

まだダイビングにはライセンス制度など無く、離島に行けばホイとタンクと背負い紐みたいなヤツを貸してくれていて、海パンいっちょにタンクを背負って海底を歩いていた頃のこと。

当時、ダイバーウォッチと言えば、一流はSEIKOのこいつ。
それが世の中の流れに従いクオーツ化された。

焦った。

このごつい時計を日頃着けるのは重すぎる。

それに第一粋じゃない。

海に潜るときだけ動けばいいのだ。

だから希望は自動巻、そう、手の動きによってゼンマイが巻かれるタイプのこいつだったのだが。

当時でも相当の価格だったから、もう少し後に買おうと思っていたのだけれど、こうなっては待っていられない。

時計屋で聞くともう在庫は無いという。

親が時計宝石店を営んでいる友人が居ることを思い出した。

東京にいた友人に電話して何とか探し当てた。

以来、こいつは沖縄はもちろんのこと、グレートバリアリーフ、ニューカレドニア、セブ、など世界の海で行動を共にしている。

ベルトは何本も替えたけれど、本体は一度も修理が必要となったことはない。
一日はめていると1分や2分は遅れるらしい(笑)が、自分の手が動力となって居るんだから動いているだけでもたいしたもんだ。


防水にも色々ある。

日常生活防水から、たとえば10Bar防水のようにBarで書いてある物。

これらは潜りには耐えられない。

この時計には、water150m resistと書いてある。
これは150mの深さでもOKと言うことで、本物のダイビングウオッチはすべてこのようにメートルで表示してある。






これは現在普段に使っているやはりSEIKOのダイバーウオッチ。
さすがに時代を経てデザインが洗練され、少し小振りになっている。

表示は Scuba 100m。
しかもソーラー充電なので手間いらず。
しかし、こいつは海には持って入らない。

旧友をないがしろにしたくないから、というのもあるが、大きな理由は、こいつは結婚前に姫から貰ったプレゼントだからである。
万一無くす様なことがあると、人間に防水作用が無いのを悔やむような結果にならないとも限らないので。(笑)



今欲しい時計は・・・・・・・life 100years resist。。。。。。。(笑)



関連記事