朝9時、宮城島のカヤックショップ「
海風」で待ち合わせ。
今日のメンバーは、
石ミーバイさん、ハッピーの3名。
ポイントに到着して、よいしょとカヤックを下ろす。
艇は二人とも同じジェミニ2。
37キロだから結構な重さだ。
海はやや波気がある。
色んな艤装を教えてもらいながら付けていく。
今日はルアー竿1本でいく。
石ミーバイさんは慣れたもので、すいすいと先発。
さー、行くぞハッピー!
photo by isimibai
ハッピーが前席へ。
何しろエンジンだからね。
ちょっと押し出しておいて、そろりと乗り込む。
さて、パドルは?
あら、落ちている。
取ろうした瞬間、バランスを崩して横倒しに。
はい、水深30センチで1回目のチン(沈)。(笑)
こんな時のために、ツールボックスは防水仕様、携帯も防水バッグに、カメラも防水だ。
ワハハと笑いながら進水だ。
砂漠か!
漕ぎ出せば、バランスはまぁまぁ、一人で漕いでる石ミーバイさんより遅いのは腑に落ちないが、何とかポイントへ。
海風さんに借りたシーアンカーを流すが、風が強くすぐに流されてしまう。
ん?
石ミーバイさんがチンしているではないか!
一生懸命急行する。
大丈夫らしいが、水中眼鏡を出している所を見ると、いろいろ落としたらしい。
まぁ、足が立つくらいのところなので、安心。
釣再開。
ルアー初心者に釣れるのは、こんなのや
こんなの。
すぐに流されるので、リーフエッジ近くにアンカリングしてやろうと。
ハッピーが大騒ぎしながら弟に貰ったと言うシードライブというルアーを投げちゃ引き、投げちゃ引きするうちに根がかりだ。
大事なルアーなので潜って取ってくるという。
無事回収。
ついでにワエはサザエでも探すわー、と潜り始めた。
ネジはルアーをとっかえひっかえするもあたりなし。
おまけになんかキモチワルイ・・・、げっ、船酔いだ・・・・、カヤックで・・・。
石ミーバイさんも上がってるらしいので上がることにした。
バランスを崩さないようにするために、正面から上がる。
OK。
上陸しても気持ち悪くて、なんとお昼の弁当が半分しか食えない。
石ミーバイさんもボーズだったが、タマンらしい魚にスプリットリングを伸ばされてばらしたらしい。
さて、3時前に2本目出撃。
まだ気持ち悪いので、もう竿は持たず、銛を持っていく。
カヤックモグリンである。
アンカリングして無事エントリー。
あらま、魚ほとんどいない。
ここじゃ、釣れんわな。
ムラサメモンガラがやけに多い。
と・・・、なにやらタマンみたいな体型をしたヤツが、使われてないモズクのネットの下でボーっとしている。
静かに潜行。
気づいて反転する瞬間、ドン。
土佐銛が半分刺さっている。
すぐに海底に押し付けて、今日の刺身ゲット。
よしよし、ハッピーここには魚もういないよ、一番大きいの突いたから、と帰ることにした。
後ろの席なので、横から乗り込む事にする。
バランス取れよー、いちにのさん!
はい、上半身乗りました。
じゃぁ、のりこむよーー。
あわわわ、ギョエーーーーー!!
チン!!
銛やら、魚やら、タオルやら帽子やらがスローモーションで落ちてゆく。
タイタニックか!!
さいわい、2m位のところだから簡単に回収。
今度はハッピー、後ろから挑戦。
はい、上半身乗りました。
移動しまーーす。
わわっわ、チン。
もう慣れたもので、簡単に船を復元。
泳いで帰ろうかと死にそうな顔でハッピーは言うが、進水式の日に二人でカヤックひっぱって帰るなんてかっこ悪すぎてネジには出来ん。
最後の挑戦、前からやってごらん。
無事成功。
フィーーーーー、疲れた。
ネジはウニでも探しながら泳いで帰ることにした。
見ると、ハッピーは水をかくよりも空気をかくほうが多いが、とりあえず前進している。
後で聞くと、自衛隊呼べぇー、思っていたらしい。
それを言うなら、海上保安庁だろ、と思うが、なんでもかんでも自衛隊だ。
石ミーバイさんによれば、イノータマンとの事、毛無氏にシャメ送った所、マトフエヒキとの事。
タマン獲ったどぉーーーーー!!
帰ると、ピースケとマーレが来ていた。
マーレ、波打ち際は好きだし、泳ぎもうまいんだが、どうしても深いところまで行こうとしない。
無理やり連れて行くと、こんな顔。
ここから、4人と1匹でBBQ。
それにしても、満月に照らされた海、心地よい風、これほど気持ちいい夜はそうそうないな。
イノータマンの刺身、サザエ、肉、石さん作のスパゲッティ。
マーレにもささみの炙りを奮発。
海風さんがシガヤーダコを差し入れてくれる。
ピースケ、マーレに続いて石さんも帰り、ネジとハッピーはキャンプ。
片付けて、車に入ったと思ったら、ハッピー速攻で寝ている。
多分5秒くらいで熟睡・・・・・。
悩みはないのか・・・・・。
ニートなのに・・・・・。
一人用テントを張り、持参したジャックダニエルで進水式を祝い、眠りについた。
翌朝、朝日に向かってルアーをキャストするが反応なし。
普通なら、朝一の高活性時をやるんだろうけど、ふたりともその元気はなく、いそいそと帰り支度。
面白くも難儀ぃなカヤック初体験であった。