沖縄の夜釣りとくれば、もう誰がなんと言ってもBBQである。
肉は、イノシシ、トントロ、焼き鳥、骨付きカルビ・・・・。
加えて、おとーさん特製ハッシュドポテト（だった？）に、特製ハンバーグ。
イノシシからいっちゃろ。
ん、なんかブタと同じような。
次はこってりトントロを、っと思ったら、
“だめー、トントロは後！”と、Yさんの声が。
へへ、じゃ、焼き鳥なんぞで一杯、と思ったら、
“だめー！、焼き鳥も後！”
むむむむむ、焼き肉奉行というのもあるんであるな。
内緒で焼こうかと思っていたら、おとーさん登場。
Ａ級もさることながら、Ｂ級グルメの帝王の名を欲しいままにする。
冷凍食品みたいなビニールパックから、ポテトを千切りにして固めたみたいなのを取り出して、焼き始める。
ポテトがいいにおいを発し始める頃、とろけるチーズを載せて、マヨネーズ（記憶曖昧）かなんかで味付けて、どーぞと。
これがうまい！
ビールに最高！
ハンバーグもうまい。
もう、おなか一杯。
トントロ喰えず！
焼き鳥喰えず！
お奉行さまーーーーーー！
さて、釣りである。
今夜は打ち込みはしない。
いつも大きな当たりはあっても、潜られて根ずれで切れて取り込んだためしがないから。
では何を？？
エビちゃんである。
車エビでも掬うのかって？？
ちゃいまんがな。
伊勢エビですがな。
伊勢エビという高級食材が竿で釣れるというのはこっちに来てから知った。
調べると、結構全国各地で釣ってるらしい。
ハッピーはエビから釣りに入ったという珍しい生き物である。
もらい物の５０号船竿に借り物の両軸リール、ハッピー制作針だらけ仕掛けにより、ネジのエビ釣り初体験は始まった。
・・・・・・・・・ ・・んが、酷暑の荷物運び、潜り、焼き肉、ビールに加え心地よい海風とくれば瞼はいやがおうにも重く、持ってきたシュラフを広げて一眠り・・・。
と思ったら事件発生。
ブルーのシュラフの袋を開けたら中にはあろう事かピンクの花柄の掛け布団が入っているでは無いか。
何年も開けてないが、いつかの引っ越しでこんな事になったのだろう。
仕方ないので、座間味一文字で花柄の布団で寝た初めての青年（笑）となる。
突然、ハッピーの声に起こされる。
“ドウワエー！！、メッチャ悔しい！！、パチパチいいよったん聞こえた？！
メッチャ悔しい！！×１００“
どうやら途中まで釣り上げたが、足だけ残して海へお帰りになったらしい。
おー、釣れるじゃん。
眠気が覚めた。
しばらくすると、竿先に教えて貰ったとおりのピクンピクンとしたアタリが！
ハッピーと二人、クラウチングスタイルになって合わせる瞬間を待つ。
ピ、ピ、ピ、ビクン！！
シュワーッチ！！
壁から離すように、緩やかに、しかししっかり合わせる。
重量感あり！
堤防際をずんずん上がってくる。
ウオーーー、釣れたーーー、伊勢エビ獲ったどぉーーーー！。
当然ハッピーも。
アホである。（笑）
これはお持ち帰りにして（笑）、ハッピーが獲ったのを刺身にする。
活きてるヤツなんかそうそう喰えるモンじゃない。
ワハハ、ウメーわ。
他のメンバーも伊勢エビ釣れたのは初めて見たらしく全員興奮気味。
ハッピー、一躍大スターである。
久しぶりの満天の星を見ながら、花柄掛け布団で眠る座間味の夜はまた格別であった。
風が強くて寒くも感じた夜も、朝日とともに去っていき、灼熱コンクリート地獄が再びやってきた。
ちょびっとフカセをしてみるが暑い暑い。
速攻で水に入る。
朝一はやはり違う。
飛び込むと、いきなり鮫が・・・。
水深7メートルの海底を、悠々と沖の方へ泳ぎ去っていく。
：：：：：戻って来るなよ：：：：：：来たら突くよ：：：：：：：
近くに遠くに、回遊魚系や、見たこともないような魚がゆったりと泳いでいる。
しかし、水温が低いと見えて、ラッシュに短パンでは30分泳ぐと寒くなってきた。
やはりウエットは夏でも要るな。
おかずになる魚と貝を少し獲って上がる。
ハッピーに鮫居たよと言うと、ブクブクゴワゴワなんか叫びながら沈んで行った。
ふかせ組はデカオジサンやらオーマチやら大漁。
Y-Stylesさんとオーマチ（高級魚）
たろちゃん、たくさん釣ってるので余裕でYeh!
おとーさんは超大物竿には獲物はかからず、リゾート風に携帯でラップ？
仕返しに（笑）のべ竿で唐揚げ用グルクンを楽しそうに爆釣。
沖縄でのべ竿初めて見たさぁ。
それぞれがやりたいように海あしびぃし尽くした３０時間はあっという間に過ぎた。
13時、迎えの船で一文字を後にし、座間味港に。
16時の船で那覇港へ。
18時、座間味30時間海あしびぃは終わりを迎えた。
デージ 楽しかったさぁー